書店の鍵当番の日、やらかした件
- 2025.06.10
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私がとある書店で働いていた時の話ですが、私の職場で日替わりで店舗の鍵当番をしており、鍵当番のスタッフは朝一番に店舗の従業員入り口の鍵を開けて届いた書籍や雑誌などの商品の仕分け準備をしなければなりませんでした。
そのある日、出勤前にシャワーを浴びている最中に自分がその日の鍵当番である事を思い出し、更にはその鍵を昨日の夜店に忘れて帰ってきた事に気付いたのです。
当時私は朝9時から午後6時までのシフトで、その後午後9時の閉店までの時間帯はアルバイトの大学生がいたり店長が勤務に入ってました。
昨日の閉店までの時間に気づいていれば、店が開いてるのでロッカーに鍵を取りに行けたのですが、全くもって失念しており絶望のなかシャワーを終えました。
(時間も間に合わないし、ロッカーのエプロンに鍵を入れたままだ…!)
どうしたら良いものか悩んだ挙句、私は最低な事に仮病を使うことにしたのでした。
ざわつく胸の内を抱えながら恐る恐る店長に電話をかけ、「すみません…昨夜から熱が出て、今朝も下がらずに今日はお休みしたいです…」と彼に伝えました。
店長はとても心配してくれたのですが、私が「大変申し訳ないのですが、今日は私が鍵当番となっていて、店長代わりにお店を開けて頂いて良いですか…」と尋ねると「えっ?そうなの…」と一気に困った声が聞こえてきました。
店長は前日夜遅くまで仕事をしていたのに、鍵当番のスタッフの代わりに予定より早過ぎる出勤をせねばならない事に対し、嫌な気持ちになって当然でした。
しかし私は決して鍵忘れの事がバレて欲しくなかったので「お願いします、すみません」を繰り返して電話を切りました。
本当に最低です。
その後午後になって、私は「少し体調が良くなった」とスタッフ達に言い訳しながら店を訪れ、そそくさとロッカールームに行って素早い動きでエプロンから鍵を探り出し、次の日の鍵当番の方へ鍵を渡して帰宅しました。
今思えば正直に店長に話して謝って、きちんと出勤すれば良かったと思います。
責任感の無い行動をしてしまったと反省してますが、怒られるのが本当に嫌だったんだろうなあと若い頃の自分を久しぶりに振り返りました。
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