カードキーは便利だけど、失くしたときは厄介かも……

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5年ほど前に自宅(一軒家)のリフォームを行った際、業者の強い勧めがあったこともあり、カードキーを導入した知人の困りごとです。
ドアの取っ手の読み取り部分にカードをかざすだけなので、とても便利だと話していたのですが、先日、奥様から電話があり、ご主人がカードをなくしてしまったとのことで、ちょっと厄介な事態になってしまったとか。
登録番号を変更すれば、万が一、誰かにカードを拾われてしまっても悪用される心配はないとのことですが、ご主人も奥様もご高齢であることもあってか、説明書を読んでもそのやり方がわからないらしく、仕方なくメーカーに連絡を入れたところ、リフォームを請け負った業者(代理店)を通してくれと言われてしまったそうなのです。
ところが、リフォームを依頼した代理店と、工事のやり方を巡って食い違いがあったことが原因で、関係がこじれてしまったため、話を持ち込める状況にないらしいのです。
奥様はメーカーに事情を話したところ、ならば、民間の鍵修理業者に頼んだらどうかと言われ、取り合ってもらえなかったそうです。
近くに住んでいる方なら、私が説明書を読んで対応できたかもしれないのですが、何しろ遠方に住んでいる方なので、直接何もしてあげられない状況なのです。
奥様は、今後、またこういうことがあると困るので、いっそのこと、カードキーではなく、普通のキーに変えてしまいたいくらいだけど、それはそれでかなりの費用がかかるのではないかと、頭を抱えていました。
とにかくレアなケースなので、民間業者に頼んだらどのぐらいの費用がかかるのか想像もつかず、現在、鍵交換の依頼をするかどうかも含めて保留状態とのこと。
なお、カードに不具合が生じてしまった場合に備えて、予備的に金属のキーでも開錠と施錠は可能らしく、ご主人は現在、その予備キーを使っているようです。
けれども、ドアの取っ手の仕様が、そもそも金属キーは補助的に使うものとして設計されているみたいで、取っ手部分にある鍵穴にはカバーがかかっていて、いちいちそれを外さないと開閉ができないので、とても不便だと話していました。
カードキーを導入された当初、奥様から話を聞いて、確かに便利そうだなと思いましたが、こういう盲点があったとは……。
私もあまりメカには強い方ではないので、便利なものを導入するときは、ある程度先々のことも想定したうえで決めないといけないのだなあと、勉強になりました。