「鍵をかってきたよ」、息子の言葉に真っ青になる

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買い物に出たとき、買う物が決まっていて、数分で戻るような時、子供を車に残していく事があります。たいていは大人しく待っていられるのですが、ある日退屈してしまったのか、車を出てきてしまったことがありました。いつも「鍵はちゃんとかってね」と言い聞かせているので、この日は「俺、鍵ちゃんとかってきたよ」と得意満々でした。けれど、息子は鍵を中にいれたまま、ロックしてきてしまったのでした。私の車は中古で、鍵も古いタイプだったからできたのかもしれません。ともあれ、実情を知った私はパニックになりました。携帯電話は車の中だし、誰の助けを得たらよいかわからず、ひとまず考え付く手段としては、「一番近くの交番に出向く」ということだけでした。
距離はあったけれど、そうする以外になく、無言で歩き始めました。息子は悪いことをしたわけではないので、怒るわけにもいきません。でも、道中の私の顏を見て悪いことが起きた」と察したのか、息子も泣きながら「ごめんなさい」を連発しならがついてきました。
交番で事情を話すと、お巡りさんがスマホで鍵のトラブルに対応してくれそうな会社を調べてくれて、「ここに連絡しますか」と私に確認をとってから、電話を入れてくれました。急のトラブルに、一刻も早く収束させたいのと、お巡りさんがついててくれるという気持ちから、「お願いします」と言って、車の場所を指定して、業者の方に来て頂きました。
ところが、作業に取り掛かる前に「だいたい、いくらくらいでしょうか」と聞いたところ、3万円くらいと言われ、初めてのことで料金の相場はわからないながらも、直感で「ふっかけられてる」と思いました。私も「今、それだけの手持ちがないので・・」というと、「いくらくらいありますか」と言われ、「一万円と少しくらいなら」と言うと、まぁ、「今回は初回サービスということで」と、手持ち金額にできるだけ寄り添うような金額を提示され、なんとか事なきを得たという感じです。
今回は、ちょっと高い勉強料を払った感じです。まず、お巡りさんといえど、「正規の鍵対応業者」を知っているわけではないということ、検索して上位の会社なら安心できるかというと、そうでもないということ、業者のいいなりに料金を払ってはいけないということを学んだわけです。何より今回のことを反省し、「いざという時」の対策を講じようと思っています。

鍵屋 北九州