自宅の鍵を無くしました

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“その日の朝は普通に朝出社し残業で帰宅が20時前くらいでした。金曜日ということもありお酒や食材を少し買って帰りました。
自宅に着きカバンの中から鍵を取り出そうとしましたがいつもの場所に入ってないなく振動かなんかで別に移動したのかな?と思いドア前で少し焦りながらカバンの中を探しましたがいくら探してもなく。
ポケットにもランチトートバックにもなく。頭が真っ白になりました。今まで鍵や財布・スマホなど重要なモノを忘れたり無くしたりということがなかったので軽いパニック状態に陥ってしまいました。スマホを取り出しまず主人に連絡しました。しかし残念ながらよりによって地方出張の日で翌日帰る予定になっていた事をすっかり忘れており、主人には頼れないため管理会社に電話しました。すると「本日の営業は終了しました」というアナウンスが流れました。メッセージを残せるようでしたので一応鍵を無くした旨を伝え電話を切りました。もう駄目だと落胆しました。今日どこか泊まれるホテルを探そうと思い検索していました。その日は夏でアイスや生モノを買ってしまったので早く冷蔵庫に入れたく近場のビジネスホテルを探しましたが、金曜日ということもあり満室で価格も高い。その日は夜でも30度超えの熱帯夜でしたが不安と焦りで血の気が引けて暑さは全く感じませんでした。なかなか良いホテルが見つからず途方に暮れていましたがその時電話が来ました。管理会社からでした。
「留守電を聞いて緊急の様でしたのでご連絡しました。」と営業時間終了にも関わらずたまたま残業で残っていた社員が連絡をしてくれたのです。
「今から一時間以内に弊社にお越し頂けましたらスペアキーをお渡しできます」ということで食材を自宅のドアに引っ掛けて急いで管理会社へ向かいました。電車で30分以内のところにあるので余裕で到着し無事自宅に入ることが出来ました。アイスは溶けてしまい残念でしたが正直大した問題ではなかったです。その日は家に入れた安心感からどっと疲れご飯も食べずにすぐに寝てしまいました。
翌日朝ゴミ出しで家の下に降りて外にあるポスト前を通った際に見覚えあるものが目に入りました。ポスト下の石砂利に鍵が埋まって落ちていたのです。昨晩なぜ気づけなかったのか、なぜもっと家の周りを探さなかったのか。自分自身をものすごく責めました。”